逆張りETFと順張りETFを掛け合わせることによる心理的効用(SPYD・HDV・DIA・VIG)

ほえほえ^~、お久しぶりです。スマートベーターETF大好き投資家のほえタコです。

人気投資ブロガーさんに共通するのが「コミットメントと一貫性」を持ち続けていることです。

例えば、大御所のバフェット太郎さん(http://buffett-taro.net/)はバフェット太郎10種と呼ばれる米国高配当株10銘柄に均等投資しており、アンチからどれだけ馬鹿にされようとも、そしてS&P500にアンダーパフォームし続けようとも自分の投資スタンスを変えることなく貫き通しています。

他にもS&P500のETFであるVOOに一貫して投資し続けるりんりさん(http://etfsp500.com/)や「人の行く裏に道あり花の山」のバリュー株投資を極めている小塚崇史さん(https://www.keeping-safety.com/

投資スタイルは違いますが、皆、私が心から尊敬している投資家の方々です。

忍者漫画主人公ナルトの「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ。それが俺の忍道だ!」の名言のように、コミットメントと一貫性(自分の宣言したことを貫き通すこと)を持つ人は、信頼され支持を得やすいです。

さておき、私もブログの運営を始めた2018年頃は「まっすぐ自分の忍道は曲げねぇ。何があってもHDV(iシェアーズコア米国高配当株ETF)一筋に全力投資し続けるぜ!」と意気込んでいました。

しかし最近になってSPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)やDIA(SPDR ダウ工業株平均ETF)をポートフォリオに組み入れたり、はたまた銀ETFを買ったりと投資スタンスが曖昧になりつつあります。

昔からの読者さんであれば「ほえタコがHDV以外に投資し出したのは残念だわ~」と失望してしまった人は少なくないかもしれません。

ただ、ツイッターで何度も何度も呟いてるように、私は「自身の心理的効用を最大化させること」を投資の最大目的としています。この方針は未来永劫変わりません。

HDV一辺倒だったポートフォリオにSPYDやDIAが加わったのは、端的に「逆張り型ETFと順張り型ETFのバランスを取った方が、自分の心理的安心感に繋がる」と気づいたことによる軌道修正が大きいです。

最終的に私は次のようなポートフォリオで資産を運用することを予定しています。

(HDV・SPYD・DIA・VIG・自由枠に各20%均等配分)

自由枠では2012年からずっと趣味的に続けてきた国内個別株の中期投資や、貴金属ETFの裁定トレードをしていきます。あとはIPO投資や優待クロス用の待機資金もこの20%の自由枠に含めておき、いざというときのキャッシュ代わりとします。

問題は何故、HDV・SPYD・DIA・VIGの4銘柄を選んだかですが、私は銘柄選定の際に「市場平均に勝てるかどうか」は一切考慮しません。

ある投資戦略が長期的に市場平均に勝てるか否かは神のみぞ知るところであり、もしそれを予知できるのであればそもそも何も悩んだり迷ったりする必要がないからです。

私が上記4銘柄を選好するのは、次のような理由からです。

HDV(iシェアーズコア米国高配当株ETF)

【性質】高配当に着目した《逆張り》《クオリティ株》投資であり《配当加重》方式。

【利点】3ヶ月に1回の銘柄入れ替えにより、上がった株を手放して下がった株を買い増す逆張り運用を行うアクティブなETFであり、米国株市場がバブルとなった際も割高株を掴みづらい。

高配当株を集めているが財務健全性でスクリーニングをかけており、減配耐性がある程度ある。逆張り高配当株投資であるがクオリティフィルターのおかげで安心感がある。

アクティブ運用でころころ構成銘柄が入れ替わるので長期保有していて楽しい。持っていて飽きが来ないところが好き。

【欠点】米国株を逆張り運用するのは(ここ10年くらいは)相性が悪いと言わざるを得ず、HDVは市場平均に負け続けている。

また、ETFと言えども逆張りに全賭けするのは豆腐メンタル投資家にとって心理的な負担が大きい

SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)

【性質】高配当に着目した《逆張り》《バリュー株》投資であり《均等加重》方式。

【利点】攻めたバリュー株投資を実現するETFであり、個別投資ではアクセスのしづらいS&P500のマイナー中型株や不動産(REIT)に投資をすることができる。

【欠点】80銘柄に均等分散しているとはいえ、財務健全とは思えない危ない高配当企業株も含まれており、不況時には下落リスク・減配リスク共に大きい。

小型・中型のバリュー株への投資は歴史的には市場平均をアウトパフォームしてきたものの、ハイリスク高配当株に全賭けするのは豆腐メンタル投資家にとって心理的な不安が大きい

DIA(SPDRダウ工業株平均ETF)

【性質】米国を代表する超有名企業に厳選投資する《順張り》《バランス型》投資であり《株価平均加重》方式

【利点】米国で名の知れた超有名企業30種に厳選して投資するETFであり、長期投資における安心感が抜群。朝三暮四ではあるが「毎月分配型」のETFであり気持ち的に投資意欲が湧く。

S&P500のような時価総額加重ではないため、大型ハイテクグロース株にウエイトが偏ることがなく、バリュー株とグロース株のバランスが良い。またセクターバランスも良い。

GE(ゼネラル・エレクトリック)のような凋落してしまった企業は構成銘柄から外されるため、その点でも心理的に長期保有しやすい。

歴史的にはダウ平均はS&P500に勝ったり負けたりを繰り返しており、ダウがS&P500にアンダーパフォームしている今の時期は平均回帰を考えるならば投資妙味がある。

【欠点】米国株市場がバブルになってダウが史上最高値を更新し続けるアゲアゲ相場になると、天井で売って逃げたい衝動に駆られ、葛藤が生じる。

逆に米国株が新興国株に負けて長期低迷するシナリオでは、ダウ30種のことを信じられなくなって保有が難しくなる可能性はある

米国株主要指数のなかではGAFAM保有比率が最も低くハイテク割合も低いため、ハイテクグロース株の未来を信じている人があえてダウに投資する理由は皆無。(S&P500やNASDAQ100を選んだ方が良い)

VIG(バンガード 米国増配株式ETF)

【性質】10年以上連続増配の実績を持つ、キャッシュフローが成長している優良企業に投資する《順張り》《グロース株》投資であり、《修正時価総額加重平均》方式。

【利点】成長株の選別方法として連続増配に着目するスタイルが現時点ではとてもうまく機能しており、ハイテク比率が低いETFであるにもかかわらず市場平均をアウトパフォームしてきた実績を持つ。

各保有株のウエイトを最大4%に制限する修正時価総額加重平均のおかげで、大型株の影響が大きくなりすぎない。一方で銘柄入れ替えは年1回の頻度であるため、大型株の成長もきちんと取り込むことができる。

10年連続増配できるほどのキャッシュ余力のある企業で構成されているため、リーマンショックのような金融危機時に市場平均よりもダメージが低い。

【欠点】10年連続増配企業は、その実績により投資家から過剰な期待をされており、結果として割高になりがちである。VIGは多くの場合において市場平均よりも高PERである。

連続増配に着目しているものの、配当利回りは市場平均よりも低く、長期的な増配率も市場平均の方が上回っている。

あくまで「連続増配に着目したグロース株投資なんだ」という理解がないと(とくにインカムを目当てとしていると)長期保有の難しい銘柄である。

米国株低迷期においても連続増配への期待から保有し続けやすい利点がある一方で、米国株バブル期においては超割高になる可能性もあり、時期によってはVIGに全力投資するのは豆腐メンタル投資家には難しい

(好況時に持ちやすい)

DIA → 言わずもがな景気の良いときにはダウ30種はイケイケドンドンで最高値を更新し続けるため。

SPYD → 不況からの回復期にはSPYDのバリュー中型株は見直し買いで値上がりし、配当も成長してゆく。

(不況時に持ちやすい)

VIG → 10年間連続増配の優良企業を厳選している安心感がある。不況時、保有銘柄のなかには増配記録が途切れ減配する企業も出てくるものの、187企業と幅広く分散しているETFのため個別リスクを気にせず持ちやすい。

HDV → 減配耐性のある財務健全銘柄で構成されている安心感がある。HDVの超逆張り投資スタイルは、米国株が低迷してボックス相場となる時期にはむしろ真価を発揮するだろうと見立てている。

3ヶ月に1回の銘柄入れ替えは、麻雀に喩えれば「常に安牌を切り続ける」ような戦略であるため、守りの姿勢を取りたくなる不況時には保有しやすい。

そうなんです。

HDV・SPYD・DIA・VIGの4銘柄を掛け合わせることによって各々の欠点を補い合い、米国株が好調なときもダメなときも、ポートフォリオとして長期保有がしやすくなる。

これは私にとってはそうである、というだけで人それぞれ捉え方は異なるでしょう。

自身の心理的効用を最大化させる投資」を追究した結果、私はこのポートフォリオに辿り着きました。

投資に絶対的な正解はありません。皆さんもぜひ「自分が一番幸せになるポートフォリオとは何か」を考えてみてください。

それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~!