シュレーディンガーのHDV(株価を見ない、情報を追わない)

ほえほえ^~、どうも、エモーショナル投資家のほえタコです。

私はポートフォリオの多くをHDV(iシェアーズコア米国高配当株ETF)で運用しています。

ツイッターで上のようなことを呟いているとおり、私がHDVを選好する理由の大半は「3ヶ月に1回の銘柄入れ替えイベントが面白い! ガチャみたい!」といった、とてもアホっぽい理由です。

ところが最近になって思うのは、これは逆なんじゃないのかということです。

HDVの真のメリットは「情報を追わせない」ことではないかと。

売買回転率驚異の57%を誇るHDV(※2019年度)は、3ヶ月に1回の高頻度な銘柄入れ替えをおこない、構成上位陣もころころ変わる。セクター比率も時期によって大きく変動がある。

それは換言すれば、ブラックロック社のサイトにアクセスをしてHDVの構成銘柄を確認しさえしなければ、HDVがどこの企業に投資しているのかをホルダーは知ることができない。知らなくて済む。仮に知ったとしても(3ヶ月後にはまた銘柄が入れ替わるので)知る必要がない。

ということです。

これがどうしてメリットたり得るのかは、Twitter・ブログ・YouTubeで投資情報を日々受信している人であれば実感が深いと思います。

「NYダウが不調でS&P500やNASDAQにアンダーパフォームし続けている」

「決算発表でのAzureの成長率鈍化を嫌気してMSFT(マイクロソフト)がアフターマーケットで下げ」

「TSLA(テスラ)がトヨタの時価総額を超え世界一の自動車メーカーに。S&P500組み入れ期待でさらに暴騰」

などなど、ネットをやっていると主要指数&主要企業の情報が嫌でも入ってきます。

良いニュースばかりだったら嬉しいのですが、悪いニュース「BA(ボーイング)が無配転落!」「WFC(ウェルズ・ファーゴ)が赤字と減配発表で大幅下落!」なんかもたくさん流れてきて、自分がそのホルダーであれば握力を試される展開となります。(無論、勇気ある損切り撤退が正解となるケースもあります)

ネット上に出回る情報に「投資家の不安を増幅させる」効果があるのは、新型コロナショック時の相場と心理状態を思い返しても明らかです。

そんなとき、HDVに投資していて構成銘柄の入れ替え情報も株価もチェックしていなければ、数多のマーケットニュースに動揺せずにいられます。

箱を開けるまでは生きているか死んでいるか分からないシュレーディンガーの猫のように、構成銘柄をチェックしに行かなければ構成銘柄がまったく不明で、株価を見なければ含み益か含み損かも分からないHDV

S&P500が下がろうが上がろうが(そもそもFANGM入ってないし)HDVには関係がない。

マーケットニュースを気にせず、ただ四半期に1回振り込まれる分配金に喜んでいれば良い。そんなスタンスでHDVに投資するのもありだと思います。

個別株投資なら決算チェックは必要ですが、ETFへの長期投資であればマーケットニュースはむしろ無視した方が良いかもしれないです。

もしマーケットニュースを無視しないスタンスなのであれば、例えばバイデン大統領が誕生するシナリオケースで「配当&キャピタルゲインへの課税強化」&「法人税減税と規制緩和の巻き戻し」など色々理由をつけてバイデン氏当選後にS&P500が暴落した場合に、手持ちの米国株ETF(VOOやVTIやQQQ)を手放すかどうかは即答したいです。

バイデン氏の当選を市場はさほどネガティブに捉えておらず、たとえS&P500が暴落してもそれは「騙し」で絶好の「押し目」である可能性もあります。

と考えるならば、米国株ETFは引き続き長期ホールド。最初からマーケットニュースや株価に一喜一憂する必要なんてなかったじゃん!というお話になります。

また、ネット上のマーケット情報は、長期投資家に限らず短期トレーダーにとっても毒になり得ます。

例えば20年2月の(コロナ影響による)ディズニーランド臨時休園決定!のTwitter速報が出た直後に「よっしゃ! チャンスや!」とオリエンタルランド (4661)を空売りしたら、踏み上げられて1単元でも20万円の損を抱えます。(実体験)

SNS情報を武器にできる人はOKなんですが、私みたいなクソ雑魚トレーダーがネット情報に飛びつくと大抵痛い目に遭うのがオチです。

ともあれETFへの長期投資であれば、頻繁に箱を開けたり閉めたりして、中の猫が生きているかどうかを確認するのは無意味な行いなのかもしれません。

結局のところ未来がどうなっているかは分からず、最後に箱を開けるそのときまで、自分の投資行動が報われるかどうか神のみぞ知るところなのですから。

それでは明日も頑張っていきましょう、たこたこ^~。