楽天ポイントせどりが「ゼロサムゲーム」である認識は持つべきである

ほえほえ^~、どうも、ほえタコです。

このところ「楽天ポイントせどり」なるものが大ブームなようですね。

楽天ポイントせどりとは「楽天のポイントアップ制度」や「楽天市場のセール」等を最大限に活用し、ポイント還元込みで20~30%OFFで楽天市場から商品を仕入れて転売しよう!とするものです。

この楽天ポイントせどりの具体的手法を《両学長》というインフルエンサーの方がYouTube上で紹介したことにより、せどり参入者が爆発的に増え、当該紹介動画は16万再生を突破しました。

仮に動画視聴者の10%がこれを実践に移して、月5万円を稼ぐ楽天ポイントせどりを始めたら

16万再生 × 10% × 5万円 × 12ヶ月 = 96億円
年間で 96億円もの楽天ポイントが動くことになります。
この、せどらー達が手にする月5万ポイントは、天から降って湧いてくるものでしょうか。
もちろん違いますね。
楽天市場に出店する店舗側がまずポイント原資として原則1%分を負担し、ポイント倍率アップ分やキャンペーン分のポイントは楽天側が負担しています。(もっとも楽天負担分の大本の原資は出店手数料ですが)
せどりとは裁定取引であり「売り手が市場価格よりも安く製品を手放す」か「買い手が市場価格よりも高く製品を掴まされるか」のどちらかが無ければ成立しないゼロサムゲームです。
つまり、誰かが得をするためには誰かが損をする必要があります。
楽天ポイントせどりとは「楽天の複雑怪奇なポイントシステム」をハックし利得を手にすることを目的とします。ハックされる(損をする)のは楽天、もしくは楽天市場に出店している店舗です。
楽天ポイントせどりのブーム化後、まもなくして
楽天直営店でせどりをすると垢BANされる可能性があるので、垢BAN回避するために楽天直営店のリストを販売します!!
といった内容の有料情報商材がツイッター上で出回るようになりました。
もしもせどりが、出店者(楽天)とせどらーとのWin-Winのビジネスであれば、アカウントを凍結されるはずがありません。せどらーはたくさん製品を買ってくれる上客なのですから。
しかし実際は、アカウントを凍結される。
すなわち「楽天ポイントせどり」をする人が増えると、楽天側が損をする(困る)事実を本件が明白に物語っています。
「楽天ポイントせどり」を楽天側がいつまで見逃してくれるかは分かりませんが、楽天がその気になればいつだって、せどらー達を手のひらの上から叩き落とすことはできるのだと覚悟しておくべきでしょう。
市場は効率的ですから、ルールメーカー自身が損するシステムは長続きするものではないです。

「楽天ポイントせどり」のブームから逆に見えてくる副業の勝ち筋

「楽天ポイントせどり」のブームから逆に見えてくるのは、

多くの人は「ネットで完結する」ビジネスに手を出そうとする

ことです。

すなわちレッドオーシャンから抜け出したければ、ネットで完結するような世界から遠ければ遠いほど良いのですね。

もし自分のネットショップを立ち上げて製品を売りたい!と考えるのであれば、見るべきは楽天市場でもAmazonでもモノレートでもなくて、日本貿易振興機構(JETRO)のホームページに掲載されている世界の見本市・展示会情報です。

日本の見本市・展示会 | 世界の見本市データベース(J-messe) - ジェトロ

見本市・展示会には、まだ世に出回ってはいないユニークな製品がたくさん集まっています。

マーケターとしての名刺を作り、こうした見本市や展示会に足を運び、出展者と直交渉をするのですね。怖くはないです。良い経験になります。

たとえば海外開催の見本市で出展者とのパイプをつくり、日本国内での「独占販売権」を手にできれば、競合の存在しない完全なブルーオーシャンで製品を独占的に販売できるんです。

大きなチャンスは、ネット上ではなくリアル世界にこそゴロゴロと転がっています。

今の時代は「POCKETALK」のような小型通訳機がありますから、高校生レベルの英語力があれば言語の壁も乗り越えられます。

もしもこのような「世界の見本市・展示会に赴いて出展者と交渉し、ネットショップでオリジナル製品を独占的に販売する方法」といったノウハウ動画を作ってYouTube上で公開したとしても、楽天ポイントせどりの動画のように再生数を稼ぐことは難しいでしょう。

なぜなら、

  • ネットで完結しない
  • 手間がかかる
  • 難しい
  • 誰にでもできるわけではない
  • リスクが高い

すなわち「お手軽ではない」ビジネスは参入障壁が高く、これだけ情報がいくらでも手に入る現代であってもやりたがる人が少ないからです。

急がば回れではありませんが、もし本当に副業なり新しい事業に取り組もうと思うのであれば、ネットで幅広く出回っているようなビジネスからは「遠ざかれば遠ざかるほど望ましい」と考えています。

人の行く裏に道あり、花の山
の投資格言のとおりです。
それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~。