ほえほえ^~、どうもポイント稼ぎ大好き投資家のほえタコです。
私は米国株ETFを中心とした資産運用をおこなっています。昨日の記事「VIG(米国増配ETF)をポートフォリオに加えました!」でも書いたように、下記のようなポートフォリオを構築しています。
それで、じつは上記円グラフ中にはカウントされていない投資信託を持っていたことを思い出しました。その投信が「リスク資産」である認識がなかったため、存在を忘れていたんですね。
その投資信託の名は、「2023年満期日本公共債ファンド【愛称】ふるさと紀行2023」です。
私は「2023年満期日本公共債ファンド」を毎月5万円積立買付しています。
理由は簡単で「楽天証券の楽天カード決済で投資信託を積立購入すると、購入額の1%分の《楽天ポイント》がGETできる」からです。ポイント目当てです。
クレジットカード決済での投信積立の上限額は月5万円ですから、毎月500円分の楽天ポイントが貰える計算となります。
楽天ポイント欲しさにこの手の公債系ファンドに投信積立している人は、案外少なくないかもしれません。
というのも「2023年満期日本公共債ファンド」は、リターンが低い(ゼロに近い)代わりにリスクも非常に低く、価格変動が極めて小さい特徴を持っているからです。
2020年6月30日時点で、当ファンドは以下のような資産構成となっています。
銘柄名 | ウエイト | 残存年数 |
---|---|---|
平成25年度第6回 福岡県 公募公債 | 14.70 % | 3.32 年 |
平成25年度第1回 新潟県 公募公債 | 12.38 % | 3.42 年 |
平成25年度第6回 埼玉県 公募公債 | 9.82 % | 3.24 年 |
第376回 大阪府 公募公債(10年) | 9.82 % | 3.24 年 |
平成25年度第9回 札幌市 公募公債(10年) | 9.80 % | 3.47 年 |
平成25年度第4回 広島県 公募公債 | 9.79 % | 3.41 年 |
第127回 共同発行市場 公募地方債 | 9.79 % | 3.32 年 |
平成30年度第2回 京都市 公募公債 | 9.58 % | 3.24 年 |
第726回 東京都 公募公債 | 4.91 % | 3.47 年 |
平成25年度第12回 愛知県 公募公債(10年) | 4.91 % | 3.24 年 |
第332回利付国債(10年) | 1.47 % | 3.47 年 |
残存期間3年程度の公債が組み込まれており、23年には満期償還されますから残存期間はどんどん短くなってゆきます。
当ファンドに今から投資をしてもリターンはほぼ望めないでしょうし、信託報酬の年率0.143%を加味すればむしろマイナスにもなり得ます。なお、信託財産留保額と解約手数料はゼロです。
逆にリスクも極めて低いのが特徴で、当ファンドの2020年7月22日時点のパフォーマンスは以下のようになっています。
期間 | トータルリターン |
---|---|
1ヵ月 | 0.01% |
6ヵ月 | -0.21% |
1年 | -0.35% |
3年 | -0.06% |
5年 | 0.31% |
設定来 | 4.72% |
直近5年間では、1%どころか0.5%の変動さえありません。
つまり、月1%の楽天ポイントを(語弊があるものの)タダ取り(?)するには、わりとうってつけのファンドだと考えられるわけです。
総務省のサイト(総務省|地方債|地方債の安全性)では、
地方債の元利金は、以下の仕組みのもと確実に償還され、BIS規制の標準的な手法におけるリスクウェイトは0%とされています。
といった説明と共に、地方債の安全性・商品性についての解説がなされています。
「北海道の夕張市は財政破綻したじゃないか! 地方債は怖い!」と思われるかもしれません。
しかし民間企業の破産とは異なり、地方公共団体が実質的に破綻し「財政再生団体(財政再建団体)」に認められたとしても、地方債の返済債務を免れず、完済しなければならないこととなっています。
夕張市のホームページ上では「借金時計」のページが公開され、市債完済までのカウントダウンがなされています。
もちろん、残存期間3年の日本公共債と言えどもどのような隠れリスク、ブラック・スワンが潜んでいるかは分かりません。
ここまで読んで「財政状況がヤバいとかねてから騒がれている《京都市》の公募公債が当ファンドには含まれているが大丈夫か?」と気づかれた方はとても素晴らしい危機察知能力をお持ちです。
ゆえに一概におすすめはできないし大っぴらに言える話ではないものの、私は月500円の楽天ポイント欲しさに「貯金感覚」で2023年満期日本公共債ファンドを積み立てています。
コロナショック時のような株式相場暴落時には当ファンドを売却し、株の買い増し資金に充てるといった使い方もできます。
投資信託には「これって誰得?」みたいな商品がたくさんあります。しかし意外な人が意外な理由で買っているケースもあるよーというお話でした。
それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~!