ほえタコのポートフォリオはなぜHDV(米国高配当株ETF)100%なのか

ほえほえ^~はじめまして、ほえタコです!

私は2012年から株式投資を始めまして、現在で投資歴6年です。

といっても万年負け組投資家で、あるときはアベノミクスに日経空売りで挑んでボロ負けし、またあるときは3連続ストップ安の仕手銘柄を掴まされ、またあるときはビットコインFXで資金をすべて失いかけ、またあるときはCFDで建玉をすべて強制ロスカットされ……と散々な成績です。

自分の愚かさを何度も悔み、呪いました。そんな私が最終的に辿り着いたポートフォリオが

HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF) 100%

です。

これからブログで繰り返し繰り返し主張していく予定ですが、私は投資資金の最大化ではなく「心理的効用を最大化する」ことを最重視しています。心理的効用を最大化する生存戦略こそが、私、ほえタコが提唱する「豆腐メンタル投資術」です。

HDVは米国株式市場平均をアウトパフォームするのか?

結論から述べると、私はHDVが米国株式市場平均(VTIないしS&P500)をアウトパフォームするとは考えていません。

不況下や金融危機が起こったときに一時的にHDVがVTI(全米株式インデックス)を出し抜く可能性はあるかもしれませんが、長期的に見てHDVよりもVTIに投資をした方が経済合理的であるし、資産を最大化させるのに適しているだろうと考えます。

参考までにHDVが設定された2012年から2018年までのパフォーマンスを比較してみると、HDVは市場平均に大きくアンダーパフォームしています。

上図の青線がHDVで、赤線がS&P500です。

年平均成長率はHDVが10.83%であるのに対し、S&P500が14.10%とかなり上回っています。HDVにはAmazonやGoogleのようなグロース株が含まれていませんし、AppleやNvidiaのような大人気の情報技術セクター企業も含みませんから、好況時にはやはり市場平均に差をつけられます。

好況・不況/高金利・低金利の状況次第でHDVの特性は有利にも不利にもなります。ただし長期的観点に立った場合「すべては平均回帰する」ことを踏まえれば、HDVへの投資が市場平均よりも有利であるとする理由は何もありません。

賢明なる投資家は米国市場全体の平均に投資できるVTI(バンガード・トータルストックマーケットETF)を選択するのが良いですし、さらに賢明な投資家はVT(バンガード・トータル ワールド ストックETF)で世界市場全体の市場平均を買うのがもっとも経済合理的な判断です。

資本主義社会が崩壊しない限り、VTへの投資は長期的に見て必ず報われるからです。

何故ほえタコはVTIではなくHDVに投資するのか?

賢明な投資家はVTIに投資する。もしくはVTに投資するのが最も経済合理的な判断である。

と結論づけながら、ほえタコのポートフォリオはHDVに100%全力です。

言っていることとやっていることが矛盾していますね。

ほえタコは馬鹿なのでしょうか?

そうです。私は馬鹿なのです。とても愚かなのです。

そして、私自身がどうしようもない馬鹿で愚か者であることを《織り込み済み》とした場合に、HDVへの投資がもっとも自分にとって成功率が高いだろうと判断したわけです。

VTIをコツコツと積立投資するのが最も良い選択です。しかしそれには強靭なメンタルを必要とします。

リーマンショックが起こった2008年、資本主義が崩壊するだのアメリカの経済は終わっただの、投資家らを恐怖の渦に突き落とす暗いニュースが連日飛び交いました。当時はツイッターがまだ日本には普及していませんでしたが、もしSNS全盛期の現代でリーマンショックが起こったら人々のパニックはあんなものでは済まなかったでしょう。

そうした状況下において、米国市場平均ETFを底値で投げ売りしてしまわない自信が、私には無いです。私は豆腐メンタルのクソ雑魚投資家ですから、きっと最悪のタイミングでVTIを損切りしてしまうことでしょう。

そう、投資における最大のリスクとは「自分自身のメンタル」なのです。

したがって、たとえリーマンショックみたいな金融恐慌が再び起こって、仮にマイナス50%の含み損を抱えることになっても、それでも持ち続けられる投資対象を探さなければいけません

それが何かは人によります。ある人にとってはS&P500で、ある人にとってはVTで、ある人にとっては株式と債券とを半々に持つポートフォリオかもしれません。

私にとってはHDVだったというわけです。

高配当ETF投資は、プロスペクト理論に合致した投資法である

高配当ETFは、含み損を抱えた状態でもホールドを続けやすい性質を持っています。

2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが提唱するのが「プロスペクト理論」と呼ばれるもので、私の投資方針は基本的にプロスペクト理論がベースとなっています。

人間の心理は経済合理的にはできておらず、価値判断には人間特有の歪み(バイアス)がかかります。

たとえば投資には「コツコツドカン」という言葉があります。人は小まめに利益確定をするけれども、損切りは遅れるから最後は結局大きく損をする。コツコツ稼いで、ドカンと損する。そんなトレーダーを皮肉った言葉です。

少し専門的な言葉を使いますと「損失に対してはリスク選好型、利得に対してはリスク回避型になる」心理的特性が人間にはあります。

含み損が解消されることに賭けて損切りが遅れ、ちょっと株価が上がるとすぐに利益確定をして大きな利益を取り逃してしまう。簡単に言うとそういう性質です。

さて、米国株ETF投資では、投資対象を長期にわたってホールドし続けることが大切です。それこそ墓場に持っていく覚悟で、絶対に損切りはしないと誓うわけです。

このときに心の支えとなるのがETFの分配金(配当)です。配当金を得ることは実質的には利益確定をすることと同義であり「利得に対してリスク回避型になる」プロスペクト理論における心理特性に合致します。

したがってリーマンショックのような金融危機下でも、高配当が投げ売りを防ぐクッションの役割を果たしてくれます。

個別株であれば不況時には企業が倒産しないかどうか不安になりますが、そういった企業を自動的に取り除いてくれるHDVであれば安心して持っていられます。これが高配当ETFであるHDVの最大の強みです。

少し話が長くなりましたので続きは次回以降の記事に回します。

結論を述べると、HDVは私のような豆腐メンタル投資家には最適な投資対象であるといえます。

もちろん、賢明なる投資家はS&P500やVTIに投資するのが良いですし、なんにせよ自分にとって最も心理的負担の少ない銘柄を投資対象とすべきです。

それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~