10万円投資術! 一定金額毎分散先追加戦略を検討する(リスク許容度最適化ポートフォリオ)

ほえほえ^~、豆腐メンタル投資家のほえタコです。

昨日の記事では「米国株を各銘柄1株ずつ買い付け、1000銘柄超の分散でポートフォリオを組んだらガチホしやすいのでは?」という狂気的な提案をしました。

米国株1株買い超分散ポートフォリオを検討する
ほえほえ^~、あけましておめでとうございます(遅)、投資家のほえタコです。 私は今現在、iDeCoで「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」、つみたてNISAで「eMAXIS Slim 全世界株式」を積み立てています。全世界株ポー...

しかしまぁ、やりすぎと言いますか、手間もかかりますし(そんな分散させるならインデックスファンド買っとけよってツッコミは当然ありますし)ネタの域を出ない戦略でした。

そこでもう少し実行可能性の高い戦略として「10万円ずつ、いろんな銘柄に分散投資していく」作戦はどうだろうかと考えました。

名付けて「10万円投資術!」です。(そのままやん)

10万円なので、10銘柄分散で100万円。100銘柄分散で1000万円です。

1000銘柄分散で1億円になります。ここまで行けたら万々歳ですね。ただ私としては道半ばの5000万円くらいの資産を築けたら十分満足です。ツイッターを見てると億り人の投資家さんがたくさんいて感覚麻痺しますが、他者と比べて焦るのではなく、自分にとっての目標をしっかりと持っておきたいです。

10銘柄均等分散ポートフォリオなどとは異なり、あくまで「10万円単位でいろんな銘柄を追加で買い付けていく」という部分が戦略の肝となります。

10万円投資術では、10万円ごとに新しい銘柄を買い付けます。分散先がどんどん増えていきます。

そのため、飽きっぽい性格で流されやすく、欲しい銘柄がコロコロ変わってしまうような人には意外とこの戦略と相性が良いのではないかと考えています。私のことですね!

節操なく売買回転を繰り返すよりも「10万円毎に新しい銘柄に投資する」とルールを決めて長期分散投資した方が、多分成功しやすいでしょう。

この「10万円」という金額設定には2つの妙味があります。

ひとつはテンバガー銘柄を引き当てたら嬉しいことです。

1万円投資してテンバガーを達成しても10万円にしかならず、あまり有り難みはないです。しかし10万円ならテンバガーで100万円になります。庶民的には嬉しい金額です。

そして2つ目は、個別株の含み損が気にならないレベルの金額設定である点です。こちらの方が重要であり、本質ですね。「株価の動向を気にせず保有できる」という意味です。

個別株に10万円分を投資すると、半値になってもマイナス5万円、八割引になってもマイナス8万円。

万が一にハズレ銘柄を引き当ててしまったとしても、毎月の給与所得でリカバリーできる範囲です。含み損でも気にせずガチホできます。

無論、リスク許容度は人によって異なりますから、この「10万円」という金額自体にこだわる必要はないです。

私の場合は、20万円くらいの範囲内であれば(その個別株がどれだけ暴落しようとも)狼狽売りせずに、また株価の動向を気にせずに持ち続けられると思います。それ以上はちょっと株価が気になっちゃうかも。

なので10万円投資術を実際にやるのであれば「10~20万円」くらいの幅を持たせて、1銘柄平均15万円くらいの投資にするでしょうか。

このあたりはその人の給与所得金額によって変わってくると思います。結局、リスク許容度の高さって、給与収入の高さにある程度は比例するんですね。見栄を張らずに自分の心と向き合いたいです。

で、この10万円投資術にパフォーマンス上の優位性はあるの?という話なんですが、

無いです!

一切無いです!

あくまで心理的に「株価やチャートや含み損を気にせず、個別株を長期で持ち続けるためにはどうすれば良いか」のひとつの解ですね。

10万円投資術の良いところは、10万円ごとに新しい銘柄を増やすので「次はどの銘柄を買おうかな」という楽しみが常に生まれること。

そして、1銘柄あたりの投資上限が10万円までで買い増しを行わないため、たとえ外れを引いても最大損失は10万円となり「失敗しても次があるさ!」と気楽に思えること。

戦略としては合理性も論理性もへったくれも無いのですが、人間の感情に目を向けてみると(そして自分の狼狽売りの失敗を振り返ると)わりとアリな戦略じゃね!と思います。

それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~!