ほえほえ^~、どうも、米国高配当株投資家だったほえタコです。
3ヶ月ぶりの記事更新となり、ほえタコは退場したのかなと心配してくださった読者さんもいらっしゃるかもしれません。
前回の記事(↓)を書いて以来、今後の投資方針をどうすべきか、悩みに悩んでいました。

結局のところ、保有していた米国株ETFである、HDVやSPYDやVIGやDIAを一旦全部売ってしまいました。
(赤線:HDV、青線:SPYD)
HDVもSPYDも、11月から12月にかけて株価の回復する直前の箇所(オレンジ色矢印部分)で損切りすることとなり、結果的には超絶クソダサいトレードとなってしまいました。
また、国内株ですが個別株トレードでもいくつか致命的な失敗をし、お金を溶かしました。
HDVやSPYDの損切りと合わせると、今年の年初来投資成績は概ね マイナス 30 % の大敗北となりました。
常日頃から「心理的効用を最大化させる投資」云々を謳っておきながら、どうしてこのような残念な結末となってしまったのか。
それはひとえに、コロナ禍で自分の置かれる状況が激動するなかで、冷静な投資判断ができなかったためです。
コロナ要因でお仕事が大幅に減ってしまったので、個人事業者向けの持続化給付金に申請できるかなと売上計算してみたら前年同月比で事業収入が42%減と、対象者要件の「前年同月比で50%以上減少」をわずかに満たせませんでした。私よりも助けを必要としている人のところへお金が行き届くことを祈ります。
— ほえタコ (@HoeTako) May 1, 2020
上ツイートのように、今年の3月~5月にかけて個人事業の方での売上が激減し、収入のない中で就職活動をしておりました。
株クラは景気の良い話も多いですが、私はボーナスゼロ&年収前年比25%減&年初来投資成績マイナス○○%とかなんで元気だしてください…😇
— ほえタコ (@HoeTako) December 10, 2020
就職自体には成功したものの、給与は低く生活も苦しくなってきた過程で焦りが生じ、普段なら絶対に行わないようなトレードや、投資判断を行ってしまいました。
「普段なら絶対に行わないようなトレード」の具体例を挙げると、最もダメージが大きかったのがKudan(4425)という銘柄のロングです。
ご覧の通り、年初来でマイナス60%超の暴落をしています。
Kudanは 2020/09の2Qでの売上高がたったの3千万円、営業利益はマイナス2億3800万円と業績も絶不調ですが、ヤフー掲示板の「この会社は世界で覇権を握るぞ! テンバガー候補や!!」みたいな買い煽りにまんまと乗せられて、当時株価6,000円台で掴んだのが今では2,955円と半値以下です。(5,000円を切ったときに損切りしましたが)
株式トレードにおける死亡フラグ
第1位「勝ってこれまでの負けを取り戻さないと」冷静な判断ができなくなっていることを示す思考パターンとして、ギャンブル依存症自己診断(SOGSテスト)のチェック項目にも入っています。
— ほえタコ (@HoeTako) November 22, 2020
アセットアロケーションの設計で「堅実に資産形成する枠」と「ギャンブルを楽しむぜ枠」をきっちりと分けておかないと、いつか悲劇を生むんだなぁ……というのは実感する。
— ほえタコ (@HoeTako) October 31, 2020
ツイッターではいくつか教訓めいた呟きをしていますが、すべて実体験に基づくめちゃくちゃ切実かつ純粋な心の吐露です。
とくに「勝ってこれまでの負けを取り戻さないと」は完全に死亡フラグで、このような心境下にあるときに投資がうまくいくことは絶対にないです。
私を含めて、今年投資で大負けしてしまった人のおそらく多くは「損を取り返さなきゃ!」(ここで言う損とは、投資だけでなく実生活で受けたダメージも含まれます)の焦りに駆られて、冷静な投資判断ができなくなってしまったことが、負けの根底的な原因としてあります。
金銭的な面では今年は良いこと何も無かったんですが、ただ仕事も投資も、とても興味深く面白い体験ができたので、そこはプラスにとらえています。経験を楽しめてこその人生なので。
— ほえタコ (@HoeTako) December 10, 2020
今年は金銭的な面では良いことほんとに何もなかったです。投資でお金を溶かし、収入も激減し、家族も大きな病気にかかり……と泣きっ面に蜂状態です。
ただ、会社では新しい人間関係もでき、新しい仕事にもチャレンジでき、家族も一応は無事に退院できました。
世界で累計7832万人がコロナウイルスに感染し、172万もの命が失われるなか、自分はまだ健康に生きている。今現在においても気を緩めることが許されない深刻な状況下ですが、いま自分が生きていることに感謝したいです。
お金を溶かしたとはいえ、借金もしていないし、資産総額自体は前年より増えている。
まだまだやり直せるチャンスがあり、そして幸せを感じる精神が残っている。
今年の失敗をバネに、来年こそは「心理的効用を最大化させる投資術」を実践してやるぞという気持ちです。
来年の投資方針
① iDeCoで「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま全世界株)」をつみたて
iDeCoはすでにSBIに開設&積み立て設定済です。
23,000円 × 12ヶ月で年間276,000円のフル枠を全世界株に投資します。
② つみたてNISAで「eMAXIS Slim 全世界株式」をつみたて
現在、楽天証券につみたてNISAの口座開設手続き中で、こちらもつみたてNISAの上限である年40万円すべてをeMAXIS Slim 全世界株式に投資します。
元々SBI証券に一般NISAを開いていたのですが、投資することを意識せずに、どのような相場環境下でもストレスフリーにつみたてできるよう、トレードでは一切使っていない楽天証券にNISA口座を移すことにしました。
楽天カードで投信積み立てできる点も魅力です。
iDeCo+つみたてNISAで、年間676,000円は全世界株に投資するようにします。
③ すでに持っているポジションはそのままに……
その他に持っているポジションとして、ビットコインを少量と、ネオモバイル証券の観賞用端株ポートフォリオ、SBI証券の国内個別株ポートフォリオがありますが、こちらは売らずにそのままポジションを持っておくことにします。
ビットコインとネオモバイル証券の端株PFの方は含み益が乗っており売る必要がとくにないということと、SBIの国内個別株ポートフォリオも(将来のテンバガーを夢見て買った銘柄なので)信じて長期で持ち続けたいです。
ただし今年の(自分が冷静なトレードができなかったことの)反省をふまえて、来年はこれら仮想通貨口座や個別株用の証券口座への追加入金は見送ることとします。
④ 余剰資金は金融商品以外への投資を検討
年間676,000円のiDeCo&つみたてNISAでの全世界株投資を差し引いて、残った余剰資金については、下記に投資しようと考えています。
- Webサービスの開発・制作・運営費
コロナ不況下で就職活動やフリーランス営業をしていて、自分の実績不足を痛感しました。
ポートフォリオに自信を持って載せられるような、多くのユーザーの役に立つWebプロダクトを作りたいです。 - 小説・漫画・アニメーション・ゲーム制作
こちらはビジネスよりかは趣味の領域に入ってきます。子どもの頃から小説家になるのが夢で、また漫画やアニメやゲームも大好きなので、そういったエンターテインメントのクリエイティブ領域にもお金を投じたいです。
同人活動などは赤字が当たり前の世界ですが、大きく当てれば一攫千金できる夢のある世界でもあります。あまり損得を考えずに楽しくやりたいものです。
方向性としては、来年は「個人事業」と「個人趣味」への投資割合をちょっとだけ増やしてみようかなといった感じです。
一度切りの人生なので、自分の好きなことに本気で取り組み、全力で楽しみたい。
後悔のないように一日一日を過ごしていきたいなあ(実際は後悔だらけだけれど)という気持ちでいっぱいです。
それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~