ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の投資判断はとても私にはできない

ほえほえ^~、どうも、ほえタコです。

ほえタコはポートフォリオの100%をHDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)で運用しています。

そしてHDVの構成比率第三位を占めるのが、最近話題のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)です。HDVにおけるJ&Jの保有割合は7.57%ですから、私も間接的にはそれなりの資金をJ&Jに投資していることになります。

悲しいことに、J&Jは先週(18年12月14日)のロイター通信の報道を受けて株価が前日比マイナス10%超に急落しました。

報道内容は「J&Jのベビーパウダーに発がん性物質(アスベスト)が混入した事例について、同社は1970年代からそれを知りながら隠蔽していたのではないか」というもの。

J&Jに対するベビーパウダー(タルク製品)関連訴訟は18年4月時点で6千件以上も出されており、それ自体はマーケットも織り込み済みでした。ベビーパウダー(に混入された発がん性物質)が原因で卵巣癌を発症したとする訴えが主たるものです。

原告にとってこうした訴訟が困難を極めるのは、製品と損害とのあいだに因果関係を立証することが非常に難しいからです。当然ながらJ&Jはベビーパウダーにアスベストが混入する可能性を完全否定しており、製品の安全性を主張しています。

2014年に米国大手タバコ会社であるRJレイノルズ・タバコに対して、236億ドル(約2兆3900億円)の懲罰的損害賠償の支払いを命じる判決が出され、その賠償額の規模が耳目を驚かせました。しかしながらその一件は「ヘビースモーカーと肺がんリスク」の関連性が明白でしたし、「購入者にタバコの危険性を告知しなかった企業の責任」が問われた事案でした。J&Jの件とはやや事情が異なります。

  1. そもそもベビーパウダーにアスベストの混入可能性があるのか
  2. あったとして卵巣がん発症との因果関係があるのか
  3. J&Jはタルク製品のリスクを消費者に告知すべきであったか

という複数の争点があり、原告とJ&Jの主張は平行線です。

今回市場を揺るがしたのは、ロイターが「J&Jの社内報告書」の存在を報じたことです。

つまり、――J&J側にどうやら不都合な証拠があるらしい。アスベスト検出の検査結果と、その隠蔽を示唆する社内報告書がもしも本物であれば大変だ。現在進行中の1万件超の訴訟にJ&Jはボロ負けしてしまう。それどころか、さらに大規模な訴訟に発展するのではないか。

――といった、市場の予想を上回る懸念が出てきてしまったわけです。その結果がマイナス10%の株価急落でした。

先ほど、ベビーパウダーが原因で卵巣がんを発症したことを裁判で主張するのは困難である旨を書きました。しかし「J&Jがアスベスト混入を隠蔽していた」が事実であれば(がんとの因果関係を証明しなくとも)そちらで責任を追及できます。

なぜならば「製造物の瑕疵を開示しなかったこと」そのものが不法行為たり得るからです。

さておき、一個人としてはジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の投資判断はとてもできたものではないです。ロイターの出してきた悪材料がフェイクではなかったとして、どのレベルの損失がJ&Jに発生するのか想像もつきません。

ただ私は、もし仮にJ&Jに不正が存在するならば、それは一刻も早く明るみに出たほうが良いと考えています。どれだけ株価を下げることになったとしても、被害者に真摯に向き合い、社会的責任を果たすべきです。

きれいごとを抜きにしても、隠蔽というのはいつか必ずどこかでバレるものです。マーケットが適切に企業を評価できなくなってしまう、そうした不正行為は投資家としても忌むべきものです。

ほえタコはこれからもHDV 100%のポートフォリオを突き通しますから、必然的にジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)に投資し続けることになります。もしかしたら近い将来、銘柄入替えでHDVからJ&Jが除外されるかもしれませんし、されないかもしれません。

なんにせよHDVを信じるのみです。

私のように個別株の投資判断に頭を抱えてしまう人のために、まさにETFは存在していると言えますね。

それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~