ほえほえ^~、どうも、ほえタコです。
ちょうど昨日にSPYDとVYMとHDV(高配当株ETF三人衆)の比較考察記事を書きました。

この記事が見事なフラグとなってか、今朝は高配当株が「市場平均以上に」下げる展開となりました。
(2018年12月24日の米国市場)
- S&P500 -2.71%
- NYダウ -2.91%
- NASDAQ -2.21%
- VYM -2.89%
- SPYD -3.35%
- HDV -3.41%
というわけで、ほえタコがいつも「ディフェンシブ性の高さに期待しているぜ!(キリッ」と曰っているHDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)が一番下げました。:;(∩´﹏`∩);:
HDVが市場平均よりも下げてしまった原因は3つあると考えています。
ひとつは「大型高配当株が投げ売られるターンがやってきた」ということ。
今年の相場展開を思い出してほしいのですが、2018年はリスクの高い資産から順番に暴落していった年でした。
まず年初に最もハイリスクと言える仮想通貨のバブルが崩壊し、ビットコインやその他諸々が大暴落しました。次に新興国株式が叩き売られ、その後はヨーロッパ株式。日本では小型株がまず軟調となり、そして本日、日経平均株価が2万円を割れました。
米国市場も小型株 → NASDAQ → S&P500 の順にややタイムラグを設けて落ちてゆき、高配当株・公益事業株・ヘルスケアセクター・生活必需品セクターといったディフェンシブ性の高い銘柄はなんとか耐えていましたが、それが崩れ去ったということです。
ふたつめは「HDV構成個別株のマイナス材料」ですね。一番大きいのがJNJ(ジョンソンエンドジョンソン)の急落です。ベビーパウダーに発がん性物質が混入した(疑惑の)事案で数千件の訴訟を起こされ、さらにJNJにとって不利なリーク報道もなされ株価が大きく下げています。
あとアルトリア グループ(MO) の格下げ&失望売りも痛いです。アルトリアは電子タバコメーカーのジュールや大麻産業のクロノスの株式を取得しビジネスの幅を広げようとしていますが、市場からは好感されていないようです。昔からそうではありますが、タバコ産業の未来に市場は悲観的です。
HDVの保有比率上位にあたるJNJやMOの大きな下げは、たしかに足かせにはなっています。
みっつめは「原油価格の暴落」がおそらく大きいです。HDVはエネルギーセクターの保有比率が20%を超えますから、原油の下げにはめちゃ弱いです。
まとめると
HDVはそんなにディフェンシブじゃない!
ってことです。少なくとも短期的には。
HDVがついに80ドルを割れる!
HDVですが2018年12月24日の終値は80ドルジャストでした。
直近高値(12月3日)の92.50からおよそ-13%も取引値を下げています。
-13%と数字にするとそんなに大した下げじゃないように見えるのですが、たった1ヶ月足らずの短い期間でここまで下げた事実は強烈です。
昨日のHDVの安値は79.97ドルで、80ドルを割る展開となりました。今年が始まったばかりの頃、ほえタコは「HDVが80ドルを切ることはもう二度とないやろなぁ……」と甘い考えで浮かれていたので、見事に出鼻をくじかれる結果となりました。
80ドルを割り込むとHDVの3年間のリターンが消えてしまう事態になりかねず、ホルダーにとっての精神的ダメージはそれなりに大きなものになりそうです。
とはいえ、ホルダーは過度に心配する必要はありません。
HDVに投資をしたのは、その魅力的で安定したインカムゲインが目的だったはずです。(少なくとも私はそうでした)
HDVは2018年、年間分配金額が3.09ドルと過去最高額を記録しました。もしHDVの取引値が3年前よりも下がるのであれば、それはすごいお買い得であり、絶好の買い時であるということです。
もしワンチャンHDVの取引値が75ドルを下回れば、予想分配利回りは4%を超えます。
サンタさんがクリスマスにプレゼントしてくれた、最高のバーゲンセールを喜びましょう。
ほえタコも来年のNISA枠が空けば、HDVをどんどん買い増す予定です。
自身のリスク許容度にだけ注意して、平常心で積立投資をしていきましょう。
これからもほえタコはHDV100%のポートフォリオで頑張ります! たこたこ^~