【悲しみ】NYダウ19種均等(除くHDV)が市場平均をめちゃアウトパフォームする

ほえほえ^~どうも、ほえタコです。

HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)は米国の高配当優良企業を集めたETFで、18年12月現在は75社によって構成されています。ほえタコはポートフォリオの100%がHDVです。

HDVはセクターに偏りが見られるETFで「ヘルスケア・生活必需品・エネルギー」の3セクターで全体の60%以上を占めます。

一方で、ここ数年で相場を牽引してきた「情報技術セクター」は5.52%しか含まれていません。

HDVに含まれる情報技術セクター企業とは
ほえほえ^~、HDVに100%全力投資しているほえタコです。 さっそくですが、HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)が保有する銘柄のセクター比率は次の通りとなっています。(※18年11月現在) エネルギー ...

上の記事でも書いたとおり、HDV経由で投資できる情報技術セクター企業は実質的にシスコシステムズ(CSCO)です。

無論、シスコシステムズ(CSCO)めちゃくちゃ優良企業で財務も安定していますが、HDVのパフォーマンスをもう少し市場平均に近づかせられないだろうかという欲が出てきます。

そこで思いついたのがHDVに「ダウ・ジョーンズ工業株30種」を合体させるポートフォリオです。

ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価、すなわちNYダウの構成銘柄のことですね。

NYダウ30種の選定基準はじつはふわっとしていて曖昧なのですが、一言で語れば「アメリカを代表する大型優良成長企業」を30社集めています。

そのため米国優良企業に投資するコンセプトのあるHDVとは採用銘柄がそこそこ被っています。

「HDV」と「ダウ・ジョーンズ工業株30種」の重複銘柄

18年12月現在のダウ工業株30種平均は次のとおりです。

ティッカー 銘柄名 業種
BA Boeing Company 資本財・サービス
UNH UnitedHealth Group Incorporated ヘルスケア
MMM 3M Company 資本財・サービス
MCD McDonald’s Corporation 一般消費財・サービス
GS Goldman Sachs Group Inc. 金融
HD Home Depot Inc. 一般消費財・サービス
AAPL Apple Inc. 情報技術
JNJ Johnson & Johnson ヘルスケア
V Visa Inc. Class A 情報技術
CAT Caterpillar Inc. 資本財・サービス
TRV Travelers Companies Inc. 金融
IBM International Business Machines Corporation 情報技術
UTX United Technologies Corporation 資本財・サービス
CVX Chevron Corporation エネルギー
DIS Walt Disney Company コミュニケーション・サービス
MSFT Microsoft Corporation 情報技術
AXP American Express Company 金融
JPM JPMorgan Chase & Co. 金融
WMT Walmart Inc. 生活必需品
PG Procter & Gamble Company 生活必需品
WBA Walgreens Boots Alliance Inc 生活必需品
XOM Exxon Mobil Corporation エネルギー
MRK Merck & Co. Inc. ヘルスケア
NKE NIKE Inc. Class B 一般消費財・サービス
VZ Verizon Communications Inc. コミュニケーション・サービス
DWDP DowDuPont Inc. 素材
KO Coca-Cola Company 生活必需品
CSCO Cisco Systems Inc. 情報技術
INTC Intel Corporation 情報技術
PFE Pfizer Inc. ヘルスケア

上の表の黄色マーカーを引いた11銘柄がHDVとNYダウの重複銘柄となります。

つまり、HDVに投資していればNYダウ構成銘柄の1/3にも投資していることになります。(無論、保有比率は違うものの)

HDV + NYダウ情報技術セクター

ダウ工業株30種の中からHDVに少ない「情報技術セクター」を補うとすれば、

  • AAPL(アップル)
  • V(ビザ)
  • IBM(インターナショナル ビジネス マシーンズ)
  • MSFT(マイクロソフト)
  • INTC(インテル)

の5社が候補に入ります。どれも素晴らしい企業で、全部買いたくなってきますね。

このうちIBMは利回り5%を超える高配当銘柄です。じつは1年ほど前までHDVの構成銘柄に入っていました。しかしHDV独自の《デフォルト懸念スコア》に引っかかって除外された経緯があります。

あのIBMがデフォルトするとは到底思えませんが、売上高はここ数年減少傾向にあり、株価も1年で25%近く落ちています。

個別株投資だとマイナス決算で株価が下がっているときの撤退判断がとても難しいです。その点、HDVは独自スクリーニングで自動的に構成銘柄から除外してくれ、迷わなくて良い利点があります。

IBMも業績が回復してくれば、再びHDVに戻ってくる可能性はあると思います。

逆に、V(ビザ)なんかは配当利回りが低い(0.7%)ため、HDVに入る可能性がゼロに近いです。こういう銘柄こそHDVの補完に使うと良いのかもしれません。

長期的な成長企業ですし、何より素晴らしいのは毎年増配しているところです。

図は2009年にビザに1万ドル投資した場合に得られる配当収入の推移です。配当金再投資を加味せずに、この右肩上がりです。

もし十年前からビザに投資することができていれば、現在の配当利回りは 6.5%を超えていますね。タラレバですが。

AAPL(アップル)も利回りこそ1.67%とそこそこですが、毎年増配しています。

図は2013年にアップルに1万ドル投資した場合の配当収入推移です。やはり安定しています。

HDVはあくまで「現在の高配当銘柄」を抽出するETFです。なのでHDVに組み合わせるとするならば、アップルやビザなどの「未来の高配当銘柄」となり得る優良成長企業だとバランスが取れそうですね。

マイクロソフトやインテルも基本的には年々増配している優良企業です。

とはいえ「ETF + 個別株」でポートフォリオを作るのは難しい

HDVに不足しているセクターを「NYダウに採用された個別銘柄」の中から補う作戦は、悪くはないと思います。

ただやはり、売買手数料がネックにはなります。SBI証券など一般的な証券会社では米国株式を購入するときの最低取引手数料が5ドルからで、一括12万円分くらいで買い付けないと手数料負けしてしまいます。

今流行りのワンタップバイを使うだとか、証券会社の手数料割引キャンペーンを使うだとかで節約はできるんですが、HDVに対してどのくらいの割合で保有するか、リバランスをどうするか云々を考えるとだんだんと面倒に思えてきます。

あと宣伝にはなってしまいますが、DMM.com証券では2019年2月8日(金)まで「米国株式の取引手数料が無料となるキャンペーン」をやっています。

公式サイト
DMM.com証券

米国株取引の通常手数料は「約定代金の0.45%(最低5ドル)」と他の証券会社と変わらないため、正直なところ乗り換えメリットは見いだせないです。ただ、これから米国株投資用の口座を開設する人には良いタイミングのキャンペーンかもしれません。

さておき、HDVに対してアップル・インテル・マイクロソフト・ビザのNYダウ情報技術セクター銘柄を追加し、ポートフォリオに占める情報技術セクターの割合を 5.52% → 10%程度に増やすことを考えたとします。

この場合、ポートフォリオの年平均成長率は過去6年のバックテストでは 11.36% → 11.85% に改善します。(HDV+α = HDV 96% + AAPL 1% + INTC 1% + MSFT 1% + V 1%)

とはいえこの程度の差異であれば、ほえタコとしては「面倒なんでいいや」と考えます。これからもポートフォリオはHDV 100%で行くと思います。

「手間をかけたくない」「投資判断で悩みたくない」という人は素直にETFだけでポートフォリオを組んだほうが心理的効用は高いでしょう。

まさにそのためのETFなのですから。

おまけ:HDV vs 《HDV∩NYダウ》

完全に蛇足です。

HDVと「HDVかつNYダウ」のパフォーマンス比較です。

《HDV∩NYダウ》とはつまり、HDVとNYダウとで重複する11の銘柄を均等配分で作ったポートフォリオです。

(年平均成長率)赤:HDV 9.06%青:HDV∩NYダウ11種均等 9.77%

HDV∩NYダウの具体的銘柄については記事冒頭の表で黄色マーカーを引いた11企業。

あー、……ということはあれですね……、HDVと《HDV∩NYダウ》の成績が同等レベルであるならば……逆説的に、「NYダウ - HDV」がめちゃくちゃ成績良いってことですよね……。

(年平均成長率 ※配当再投資込み)

青:NYダウ19種均等(除くHDV):18.83%

赤:HDV:11.36%

黄:NYダウ:13.87%

緑:S&P500:14.25%

ぎゃあああああ、やっぱり!!!

ここから導き出される結論としては

「ダウ・ジョーンズ工業株30種のうち、HDVと重複する11種を取り除いた19種で均等分散ポートフォリオを組むと、市場平均を大きくアウトパフォームできる!」

少なくとも過去はそうであったということですね。

すなわちHDV構成銘柄が足を引っ張っていた、HDVはいらん子やったんや……。

冗談はさておき、ここ数年はHDVを含む高配当銘柄にとっては、厳しい時期だったわけですね。市場平均に負け続けていたわけです。

ですのでやはり「市場平均に負けるのは嫌だ!!」という気持ちが強い投資家は、S&P500やVTIに投資するのが一番です。

私はHDVを信じて、これからも全力でホールドし続けます。

長くなったのでこの辺で。明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~