配当金の使いみちが自由なところが高配当株投資の隠れたメリット

ほえほえ^~、お久しぶりです。米国高配当株ETF投資家のほえタコです。

高配当株投資の真髄はなんといっても、配当金再投資(分配金再投資)にあります。

配当金をもってして地道に再投資をし株数を増やすことで、株価低迷時においても地道に資産の増大を目指せます。

例えばほえタコの保有比率トップを占めるエクソンモービル(XOM)を30年間運用した場合、グラフのように配当再投資なしだと $10,000 → $62,255 までしか運用資産が増えませんが、配当再投資込みだと $10,000 → $164,457 と約2.6倍の開きが出ます。

(さておき過去5年間のエクソンモービルのパフォーマンスは、配当再投資を加味してもマイナスなんですね。悲しみが深い……)

そんなわけで「配当金再投資はいいぞ!」という話なんですが、私が思うに高配当投資の良いところは、運用によって手に入れたキャッシュを必ずしも再投資しなくても良い点にあると感じています。

すなわち同じ銘柄に再投資するよりも満足できる選択肢が他にあるならば、そちらを選んでも良いわけです。

以前にこんな話を書きました。

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上の記事では「副業収入や不労所得的な収入でグロース株投資をすると、長期ホールドしやすいのでは」と主張しました。

同じように「エクソンモービルの配当金でエヌビディアに投資する」といった、《バリュー高配当株配当金再グロース株投資》みたいな戦略も面白いっちゃ面白いです。

そして株以上にリターンの見込める投資といえば、なんといっても自分自身の事業に投資することです。

個人でできる小規模事業において、1000万円を1500万円にするのは難しくとも、1万円を1万5千円に変えるくらいであればさほど難しくないです。

めちゃくちゃしょぼい例で恐縮ですが、「1,000円でなにか面白いことできないかなー」と考えていたときに、アンケートをつくってクラウドソーシングで1件5円で回答を募集し、集まった200の回答をまとめて電子書籍として販売したら、1年で2,483円のロイヤリティ(印税)収入が得られました。

1,000円 → 2,483円となり、なんと投資資金2.5倍の大勝利です。

しかし、アンケート結果をまとめ、電子書籍の表紙を作成し、原稿の形を整え、校正し……etc の手間を考えるとぜんぜん美味しい仕事ではありません。それに賭け金を増やして同じようにうまくいくとも全く思いません。

1,000円を2,483円にした事実そのものよりも、「クラウドソーシングで発注して集まったアンケートを電子書籍として販売する」という経験に大きな価値がありました。

余談ですが、電子書籍最大手AmazonのKindle Direct Publishing(KDP)で電子書籍7冊(総文字数236,829文字)を実験的に販売してみたところ、1年で58,351円(換算1冊あたり8,335円/1文字あたり0.24円)の収益が発生しました。

Webライターの文字単価は2円以下だと低いとされますから、24万文字も書いて年間6万円程度しか得られなかったのは労力に釣り合っていません。しかしながらこれらの電子書籍は今後も不労所得(?)を生み続けてくれますし、なにより電子書籍を書いて出版する体験はなかなか得難いすてきな体験でした。

(でも電子書籍出版は副業としては厳しいですね。趣味としてならかなりおすすめです)

さておき「自身の心理的効用を最大化させるようお金と時間を投資する」のが私の一貫したポリシーです。

最も幸福感が長く持続し、そして大きくなる選択肢を見極めて、自分のお金と時間を投じたいものです。

私は自分が投資しているHDV(iシェアーズコア米国高配当株ETF)の分配金はこれからもHDVに再投資し続ける予定です。しかしもしもHDVに再投資するよりも高い心理的効用が得られる投資対象が見つかれば、再投資先をそちらに切り替えると思います。

分配金再投資を主軸としつつも、分配金の使いみち自体はいつだって自由なことを忘れないようにしたいです。

それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~

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この記事を書いた人

豆腐メンタル投資家。株式投資歴9年。
iDeCo&つみたてNISAでの全世界株投資を主軸に、趣味で米国株や日本株のリスク許容度最適化ポートフォリオを組む。
ツイッターは @HoeTako
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