バフェット太郎10種とHDVはとてもよく似ている

ほえほえ^~、どうも、ほえタコです。

さっそくですが私はポートフォリオの100%をHDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)で運用しています。HDVは売買回転率が高く構成銘柄がよく入れ替わるのですが、いずれも高配当かつ財務健全でビジネス上の何らかの強みを持ったアメリカの優良企業が集まったETFです。

HDVの上位構成銘柄を見ていて(これは、バフェット太郎10種とかなり似ているな)と気づきました。

バフェット太郎さんはおそらく日本で一番有名な米国株投資ブロガーの方で、「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)」というブログを運営されていらっしゃいます。毒舌な文体が特徴のブログですが、内容はとても勉強になり、私も毎日愛読しています。

そのバフェット太郎さんが投資する米国株10銘柄が、バフェット太郎10種と呼ばれています。

【トータルリターン】バフェット太郎10種 VS S&P500ETF : バフェット太郎の秘密のポートフォリオ【米連続増配高配当株・配当再投資戦略】
バフェット太郎です。『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす』において、ペンシルベニア大学ウォートン・スクール(金融学)のジェレミー・シーゲル教授は、市場平均に勝つ方法として、超優良高配当株に投資し配当を再投資すればよいと主張しました。【

上の記事でも紹介されているとおり、バフェット太郎さんは次の10種の米国株にそれぞれ均等に投資されていらっしゃいます。

  1. WMT(ウォルマート)
  2. KO(コカ・コーラ)
  3. MO(アルトリア)
  4. PM(フィリップモリス)
  5. PG(P&G)
  6. JNJ(ジョンソン&ジョンソン)
  7. VZ(ベライゾン)
  8. IBM(IBM)
  9. MCD(マクドナルド)
  10. XOM(エクソンモービル)

この10銘柄のうち、青色の下線をつけた7銘柄は2018年11月現在、HDVの上位構成銘柄に含まれています。

そして赤色の下線をつけた3銘柄についても、過去にはHDVの上位構成銘柄(20位以内)に組み込まれていました。

したがってバフェット太郎10種とHDVに組み込まれる銘柄は、よく似た性質を持っていると言えます。すなわち、ワイド・モート(経済的な堀)を築き上げた超優良高配当株であるということですね。

パフォーマンスを比較しても、バフェット太郎10種とHDVはそれなりに似通っています。

黄色:S&P 500赤色:HDV青色:バフェット太郎10種

HDVが設定された2012年から2018年までのデーターです。ちなみにリバランスおよび配当金再投資込みでのパフォーマンスグラフです。

年平均成長率では

  • S&P 500 : +14.14%
  • HDV : +10.83%
  • バフェット太郎10種: +9.17%

となっています。

ここだけ見ると「HDVは市場平均に負けてんのな。バフェット太郎10種も全然あかんやん」と思われるかもしれませんが、それは安直な考えです。

たった6年間の期間のパフォーマンスで優劣をつけるのはナンセンスですし、期間の切り取り方次第で景色はガラリと変わります。

たとえば2006年から2012年までの6年間を切り取ってみれば、バフェット太郎10種が市場平均に圧勝しています。

青色:疑似バフェット太郎10種 赤色:S&P 500

なおバフェット10種を構成するPM(フィリップモリス)は2008年以前はアルトリア・グループ運営で、上場されていなかったため、アルトリア(MO)に置き換えて擬似的にバフェット10種としています。

この6年間の年平均成長率は

  • S&P 500 : +4.02%
  • バフェット太郎10種: +12.23%

となっています。

グロース株の方が有利な時期があれば、バリュー株の方が有利な時期もある。情報技術セクターが大きく躍進する年があれば、生活必需品セクターが人気を集める年もある、ということですね。

シーソーのように行ったり来たりしながら、やがては平均に回帰します。

とはいえ市場平均には絶対に負けたくない!という投資家は S&P 500 や VTI に投資するのが一番ですし、バフェット太郎さんがいつも言っているように、S&P 500 のETFをコツコツと積立投資するのが賢明な判断です。

バフェット太郎10種やHDVの持つ心理的効用

私が S&P 500 ではなくあえて HDV に投資しているのは、市場平均に負けることを許容しているからです。

私はバフェット太郎さんとは違って、クソ雑魚豆腐メンタルな投資家です。

したがって第二のリーマンショックが起こったときに、自分のメンタルが耐え得る自信がありません。

「米国株はオワコンだ!」「資本主義は崩壊する!」といった叫び声があがり狂気と混沌の渦巻く未来で、私だったらきっと S&P 500 のETFを底値で投げ売りしてしまうクソダサい愚行を犯すことでしょう。

HDVはたしかに市場平均には負ける可能性があります。(現に負けていますが)

しかし財務が健全で、安定した収益を上げている優良企業の集まりです。

加えて高配当であることが心の支えとなります。たとえ金融危機が起こり含み損を抱えることになっても、投げ売りしたくなる衝動を抑えてくれる。継続して得られる配当収入には、そうした心理的クッション効果があります。

バフェット太郎10種に投資する場合でも同じだろうと思います。バフェット太郎10種で構成されるマクドナルドやコカ・コーラは誰もが知る有名企業です。

10年後だって30年後だって、さらには50年後だって潰れる未来が想像できません。圧倒的な安心感があるというものです。

その安心感こそが、超優良高配当株投資の持つ心理的効用であり、最大の強みです。

投資初心者にはバフェット太郎10種が良いか、それともHDVが良いか

ここまで書いておいてなんですが、私が投資初心者の人――に限らず万人におすすめするのは VTI(バンガード トータルストックマーケットETF)や VOO(バンガード S&P 500 ETF)の積立投資です。

なんだかんだ言って市場全体に丸ごと投資するのが一番です。経費率も最安ですしね。

HDVは正直に言って人を選ぶ銘柄で、売買回転率の高さであるとかエネルギーセクターの比率の高さであるとかが気になる人には向きません。

自分が心から納得のできる投資対象を選ぶことが大切で、そうでなければ結局は金融ショック時に投げ売りしてしまうリスクを抱えます。投資における最大のリスクとは、自分自身のメンタルです。

私は、HDVを墓場に持っていく覚悟で保有しています。逆に言えばそのくらいHDVのことを信頼しています。

その意味ではバフェット太郎10種への個別株投資も同様に、上級者向けの投資戦略であるとは思います。

たとえば数十年後に、IBMなりPM(フィリップモリス)なりの事業上の強みが失われ、経営が大きく傾くことがあるかもしれません。そうした事態が起こったときに、バフェット太郎さんであれば企業の財務諸表を読み解き、悲観に惑わされずに積立投資を継続すべきか、勇気ある撤退をすべきかの適切な判断ができるでしょう。

しかしふつうの投資家には、荷が重い判断です。

時としてそのような判断に迫られるのが、個別株投資の難儀なところです。

HDVであればその点は楽で、デフォルト懸念が少しでもあるような銘柄はすぐに構成銘柄から外されます。なので「優良高配当株に投資したいけれども、個別株は自信がないや」という人にはHDVが向いていると思います。

いずれを選ぶにせよ、自分が心から信じられる投資対象を選び、一度決めたら方針を振らさずたんたんと機械的に積立投資をおこなうことです。多少のパフォーマンスの優劣はあれども、長期的に見れば S&P 500 でも HDV でもバフェット太郎10種でもきっと報われるはずです。

それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~