アセットアロケーションの現金比率を40%にしている理由

投資家にとっての2021年の最重要キーワードは「現金はゴミ!」(Cash Is Trash) だと思っています。

S&P 500の上下反転チャート

S&P 500の上下反転チャート

ビットコインの上下反転チャート

ビットコイン(BTC)の上下反転チャート

それぞれS&P 500とビットコインの上下反転チャートです。株や仮想通貨に対して「現金」の価値が、長期的に減価してゆく様子が描かれています。

ある意味、現金を多く持つことは、超・逆張り投資なのでしょう。恐怖の大暴落ナイアガラチャートに歯向い、落ちるナイフを握り込むような。

近年、S&P500やNASDAQ100に対しレバレッジをかけて長期投資をするのが流行しています。

ハイリスクな投資に思われますが、やっている当人からすれば「ゴミになってゆく現金を持っている方がよっぽどハイリスクだ」が自然な感覚かもしれません。

前置きはさておき、私の現在のアセットアロケーションは

2021年3月現在のアセットアロケーション

2021年3月現在のアセットアロケーション

現在のアセットアロケーション

  • 現金(両建て運用含む):39.7%
  • 米国個別株:31.7%
  • 中国個別株:3.7%
  • 日本個別株:16.3%
  • 全世界株投信:5.8%
  • ビットコイン:2.8%

「えっ!? 現金はゴミとか言っておきながらめちゃ現金比率多いじゃん」って感じですが、逆張り大好き投資家としては「今がまさに現金の仕込みどころだぜ!」という気がしています(死亡フラグ)。

S&P 500 のPER推移

S&P 500 のPER推移

S&P500のPER(株価収益率)は21年3月現在で 40.15 と歴史的な高水準です。

過去にS&P500のPERが40を超えたのは、ITバブル崩壊時とリーマンショック時と今回のみ。

もちろん過去と今とでは金利も違いますし、産業構造も違いますし、何よりコロナショック自体が企業の純利益を一時的に押し下げた(PERを高めた)特殊な危機でしたから「今回は違う」とは私も思います。PERで適正バリエーションを測ろうとするのもきっと時代遅れなのでしょう。

とはいえ、

  • 米国債の利回り上昇
  • 中国の金融引き締め(観測)
  • 期待を織り込みすぎた第4次産業革命の関連銘柄
  • 元バリュー株のCAT(キャタピラー)が予想PER28.9倍と異様なバリエーションまで買われている
  • 過熱する暗号資産バブル
  • よく分からん小型株の大ブーム
  • VIXのショートやNASDAQ3倍ショートETF(SQQQ)のショートなどが流行っている

とフラグのようなものはたくさん立っています。

私が普段から参考にしている凄腕投資家さんの何人かは、暴落が来るぞ!と確信めいたものを持って空売りポジションを増やしています。(こっちはこっちで逆の意味でフラグですが)

私は空売りを仕掛けるほどの度胸はありません。未来のことは分からんです。

  1. 株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した。バブルはこれからも無限に続くぜ!
  2. バブルは崩壊する! 暴落はこれからだ! 本当の二番底ってやつを見せてやりますよ
  3. 残念だが市場平均インデックスの長期低迷、暗黒時代がこれから始まるのじゃ……

上記の1~3のいずれの不都合なシナリオが訪れても、大きな後悔はしないように。と考えた末に、現在のアセットアロケーションとなっています。

1.全世界株投信(資産割合5.8%)

まず、つみたてNISAとiDeCoは全額を「全世界株インデックス投資信託(eMaxis SlimオルカンとSBI雪だるま全世界)」に積立投資。市場平均が10年くらい低迷するシナリオケースは十分に考えられますが、資本主義社会が続く限りは必ず長期的な期待値がプラスとなる堅実な資産形成法です。

2.個別株投資(資産割合51.7%)

次に、資産の半分(50%)くらいで、業績が成長していてかつバリエーションが妥当と思われる国内外の株への長期投資(バリュー&グロース株投資)。良いなと思った会社の株を適切な価格で買う。株式投資の王道であり、シンプル・イズ・ベスト。

適切なバリエーションで買えたなら、あとは3ヶ月に1回の決算で業績見通しに問題がないかをチェックし、株価チャートは気にしなくて良いと考えています。この「適切なバリエーション」ってやつが結構厄介で、Unityなんかは現在の株価バリエーションが妥当かどうかが分からなくてこないだ狼狽売りしちゃいました。

3.ビットコイン(資産割合2.8%)

おまけで、ビットコインも資産の2.8%ほど持っています。何年か前にお小遣い稼ぎのポイントサイトで貰ったやつなので、上がろうが下がろうがどうでも良いです。現金が文字通り《ゴミ》と化すブラック・スワンシナリオに対する保険のようなものですね。

ビットコインがこのまま無限に値上がりし、1BTC=6億円となるようなシナリオケースでは、世界経済はそれは悲惨なことになっている可能性が高いです。

4.現金(資産割合39.7%)

そして資産の40%を占める《現金》ですが、じつは現金と言っておきながら現金ではなく、両建て投資のポジションとして持っています。

優待クロスの他に、配当金と配当金相当額の差を利用した両建てや、高貸株金利銘柄の両建て、リスクは上がりますが株価相関性の高い銘柄間の鞘取りなど、両建て投資にはさまざまなものがあります。

大きな利益にはならない反面で、リスクを限定した状態で年利2~4%程度のリターンを得られています。両建てなので相場の上げ下げはほぼ無関係です。

両建てを解消しさえすればすぐにキャッシュポジションとなるため、暴落時の株買い増し資金として使えます。

両建てポジションは現金じゃない!!!!のはそのとおりなんですが、いつでもキャッシュポジションに戻せるため、アセットアロケーションでは現金扱いにしています。

この他、IPOに応募したり、立会外分売・立会外トレードに申し込んだり、PTSの誤発注みたいなやつを拾ったり、証券会社のポイントが貰える入金キャンペーンなんかに応募したり、オークションで明らかにミスプライスな商品を買ったりと、現金は現金で持っておくと意外に役に立ちます。

“Cash Is Trash” OR “Cash is King”

どちらのシナリオでも後悔しないように現金比率を40%にしているというお話でした。

それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~!