アンセム(ANTM) に10万円分投資しました(リスク許容度最適化戦略)

ほえほえ^~、どうも、ミーハー投資家のほえタコです。

以前の記事で「10万円単位でいろんな銘柄を追加で買い付けていき、分散先をどんどん増やしていく!」という戦略をご紹介しました。

10万円投資術! 一定金額毎分散先追加戦略を検討する(リスク許容度最適化ポートフォリオ)
ほえほえ^~、豆腐メンタル投資家のほえタコです。 昨日の記事では「米国株を各銘柄1株ずつ買い付け、1000銘柄超の分散でポートフォリオを組んだらガチホしやすいのでは?」という狂気的な提案をしました。 しかしまぁ、やりすぎ...

10万円投資術(一定金額毎分散先追加戦略)と仮に名付けていますが、この投資法が自分に合っているかどうかを試してみよう!ということで、手始めに米国株のアンセム(ANTM)を買い付けました。

300USD × 4株 で、手数料・為替コスト込みの126,044 円で購入しました。指値注文です。(国内約定日:2021/01/28)

(チャート出典:TradingView

たまたま買ったタイミングで 前日比 -7.15% の急落をし、指値の300ドルを突き破って290ドルまで下げていますが、長期分散投資なので全然平気です。:;(∩´﹏`∩);:

たとえ半値になっても6万円程度の損失なので、気楽なもんです。10万円投資術では、自身のリスク許容度に見合った銘柄買付をすることを最重視しています。

さて、このアンセム(ANTM)という銘柄ですが、割安なグロース株をスクリーニングで探そうとすると必ずといって良いほど引っかかってくる、おそらくバリュー株投資家にとってもグロース株投資家にとってもそこそこ有名な銘柄です。

スクリーニングとは具体的に、PER30倍以下でROE10%以上、みたいな感じの条件式ですね。

アンセムは米国の医療保険会社の大手です。正直詳しいことは分からんのですが、業績の右肩上がりの伸びとバリエーションが魅力的な株で、

売上高もいい感じに伸びていますし、

EPS(1株当たり利益)の推移もいい感じです。

バリエーションはどうかというと、

(参考サイト:Anthem Revenue 2006-2020 | ANTM | MacroTrends

さすがにリーマンショック後と比べると高いですが、2015年~2020年までPER15倍程度で推移しており、少なくともバブルからは程遠いバリュー水準です。

この記事執筆時点の2021年1月28日でのコンセンサス予想PERは11.43倍と、なかなか割安水準まで落ちてきています。

業績がグロースなのに株価がバリューな理由としては、米国の医療保険銘柄には政治リスクが付きまとうためで、投資家にとって最も怖いのがきっとメディケア・フォー・オール(国民皆保険制度)法案の成立でしょう。

日本では国民皆保険制度が整っており、公的保険で医療費が十分に安く(3割負担に加えて高額医療費支給制度もありますし)民間医療保険に入っていない人も珍しくはないです。

一方で、米国の医療費がべらぼうに高いというのは有名で、骨折の入院手術で150万円とか、貧血で2日入院したら200万円とか、肺炎で2ヶ月入院したら9000万円とか、ヤバい話をよく聞きます。

医療保険に加入しないと人生が詰むような世界では当然、医療保険会社が儲かるわけですが、好き放題に暴利を貪れるわけでもないようです。日本の携帯会社に通信料値下げ圧力がかかっているように、医療保険料にも政治的な値下げ圧力がかかります。

医療費が高くて支払えない人がいる、保険に加入できない貧困層の人も多い。というのは解決しなければならない社会問題ですから、公的医療保険制度を拡充しよう! 国民皆保険だ!と改革を行おうとする政治家は(今回はサンダース氏が敗れたとしても)また必ず現れるでしょう。

そうなれば民間医療保険会社のビジネスモデルも根本から揺らぎますから、そうした潜在的リスクは常にあるということですね。

私の方針としては、自分の良いと思った会社にリスク許容度を超えない範囲で投資し、長期分散で広く浅く保有していこうと考えています。

したがって、アンセム(ANTM)にこれ以上の追加投資はおこなわず、また面白そうな銘柄を見つけたら10~20万円くらいの範囲で投資します。

不安やストレスを抱えぬよう、自身のリスク許容度をきちんと推し量り、好きな銘柄を我慢せずポイポイ買っていく!

今年はそういう戦略でやっていこうと思います。

それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~!