ほえほえ^~、どうも、ほえタコです。
私はこれまで自身の心理的効用を最大化させる投資を目指して、HDVやSPYDといった高配当系スマートベータETFを買い増してきました。
8年前の2012年から株式投資を始めてきて、当時は日本株のバリュー株逆張りスイングトレーダーだったんですが、あるときは仕手株に傾倒し、またあるときは新興グロース株に傾倒しと、毎年投資スタイルがコロコロ変わる典型的な優柔不断投資家でした。
(5年前は信用取引でショートするのに嵌まり、3年前は仮想通貨やCFDに没頭し、2年前はFXをやっていました)
幸い、大きな負けは今までしたことがなく、退場せずに8年間投資家をやってこられています。
しかし、いろいろとやった割には、過去8年間のトータルパフォーマンスは全世界市場平均にもおそらく負けており、(相場の動きに)悩んだり苦しんだりした時間が勿体なかったなと感じています。
そろそろ自分の投資の終着点に辿り着きたいな、という気持ちが日に日に高まっています。
株式投資のひとつの終着点として候補に挙がるのが、全世界株式の市場平均に丸ごと投資する「世界市場ポートフォリオ」です。
- 米国ETFの「バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)」なら経費率 0.08%
- 国内ETFの「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 (2559)」でも経費率 0.0858%
- 国内投資信託の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」で信託報酬 0.1144%
- iDeCoの「SBI・全世界株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま全世界株式)」で信託報酬 0.1102%
上記いずれも、わずかな経費で全世界に丸ごと投資できる優れた金融商品です。
世界市場ポートフォリオの良いところは、資本主義の存続と発展を信じる限りはホールドし続けられる点にあります。
今後、米国株が人気になろうと新興国株が人気になろうと、ハイテクブームになろうがバイオブームになろうが、グロース株投資が流行ろうがバリュー株投資が流行ろうが、世界市場ポートフォリオはこれらすべてを内包します。
ファクター投資には流行り廃りがありますが、世界市場ポートフォリオはファクターに対して基本的には中立です。
圧倒的なパフォーマンスは期待できません。しかし世界市場ポートフォリオ戦略は、心安らかに継続しやすい投資です。
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 (2559)のメリット
私が今考えているのは、つみたてNISAとiDeCoで全世界株系の投資信託を積立して、残った分は特定口座で「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 (2559)」を買い付ける戦略です。
国内上場ETFである「MAXIS全世界株式(2559)」には
- 貸株できる
- 信用取引の担保にできる
という2つの大きなメリットがあります。
SBI証券では記事執筆現在、MAXIS全世界株式(2559)を貸株に出すと年率0.10%の貸株金利を受け取れます。この貸株金利で信託報酬(年0.0858%)を打ち消せます。
実質コストを加味する必要はあるものの、ともすればVTより有利かもしれません。
また、円をドルに替える手間もかからず、SBI証券のアクティブプランを使えば50万円まで売買手数料がかかりません。
MAXIS全世界株式(2559)であれば三重課税を回避でき、外国税額の二重課税調整制度の対象となる可能性もあります。分配金は日本円で振り込まれるため、ドル配当を外貨建てMMFに替えて云々の手間も省けます。とても楽です。
貸株にはせずに「信用取引の担保にする」選択肢も個人的には魅力です。
信用取引の担保にできると何が嬉しいのかというと、ひとつは株主優待のタダ取り(優待クロス)の信用売りに使えること。(現渡し前提)
ふたつめは、流動性の低い貴金属ETFなど自分の熟知する銘柄で「この指値が通ったらほぼ確実に儲かるのだけれど、約定可能性の低い指値を出し続けるのは待機資金が勿体ないな」というシチュエーションで、信用買で指値を出す際の担保として使えること。(現引き前提)
みっつめに「前夜の米国株マーケットが暴落して翌日の日本市場が超悲観相場となり、MAXIS全世界株式(2559)が基準価額よりもバーゲン価格で買えるようなチャンス(フラッシュ・クラッシュ等)」があった際に、一時的な購入資金建て替えとしての信用二階建て取引でその買い増しチャンスを掴めること。(現引き前提)
など。
信用取引はリスクを伴うため他者には決しておすすめできないものの、上記3つの戦略を用いれば毎年世界市場平均+αのリターンを狙えるだろうと目論んでいます。
世界市場平均+α程度のリターンが取れたらもう万々歳で、それ以上の欲は無いっちゃ無いです。
欲を出すなら、ポートフォリオの10%くらいを「100バガー狙える宝くじ銘柄」に注ぎ込むのも良いかも知れません。
「ぶっちゃけもうぜんぶ全世界株にしようかな……」という葛藤が私のなかにあるのは事実です。
結論を出すのはもう少し先延ばしにしようと思います。投資は選択と葛藤の連続ですね。
でも本来ならば、一度投資したならあとは葛藤しなくて済むような投資をするのが理想です。
それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~