【19年3月】HDV銘柄入替えでMOが除外されJPMが追加された!!

ほえほえ^~、お久しぶりです。HDVをポートフォリオの100%にしている米国高配当ETF投資家のほえタコです。

毎年3月・6月・9月・12月の3の倍数月にHDV(iシェアーズコア米国高配当株ETF)の構成銘柄は入れ替わります。先日に今年初の銘柄変更が行われました。

結論から述べると、MO(アルトリアグループ)が除外されてJPM(JPモルガン・チェース)が追加された!というのが主要な変更となります。

HDVはしばしばシーゲル流投資が手軽に行えるETFとして紹介されます。

今回はシーゲル流投資家がいかにも好みそうな生活必需品銘柄が外され、逆に敬遠されそうな金融銘柄が追加された点で、意外性のある銘柄入れ替えとなったかもしれませんね。

新しくHDVに加わった銘柄

今回のHDV銘柄入れ替えで新しく加わったのは、次の11銘柄です。

ティッカー銘柄名保有比率(%)セクター
JPMJPMORGAN CHASE & CO7.09金融
TXNTEXAS INSTRUMENT INC2.04情報技術
USBUS BANCORP1.50金融
VLOVALERO ENERGY CORP1.05エネルギー
PGRPROGRESSIVE CORP0.98金融
JHGJANUS HENDERSON GROUP PLC0.16金融
HEHAWAIIAN ELECTRIC INDUSTRIES INC0.10公益事業
WSMWILLIAMS SONOMA INC0.09一般消費財・サービス
NWENORTHWESTERN CORP0.07公益事業
KWKENNEDY WILSON HOLDINGS INC0.07不動産
CLBCORE LABORATORIES NV0.07エネルギー

やはり一番影響の大きいのがJPM(JPモルガン)の追加です。保有比率9.23%で第1位のXOM(エクソンモービル)に次ぐ、第2位の上位銘柄にJPMが加わりました。

今回の追加銘柄の保有比率合計は13.22%です。

前回12月の銘柄入れ替えのときは6.99%程度しか変更の影響はありませんでしたので、今回はそこそこ大きなチェンジとなります。

情報技術セクターではTXN(テキサス・インスツルメンツ)が追加されました。アナログ半導体の世界シェア第1位を誇る企業です。

アナログ半導体と聞くと何となく古臭そうな印象を受けますが、例えば自動運転の分野では非常に注目されている(需要が高まっている)技術です。

『道から人影が飛び出したら自動でブレーキをかける』システムを実現するためには、アナログ世界の情報をいかに正確にデジタルへと置き換えるかが肝となります。

人影・障害物との距離・加速度・タイヤの空気圧・温度・湿度・酸素残量といった、センサーで検知したアナログ情報をデジタルに変換して制御システムに回すのがアナログ半導体の役割です。

これからアナログICの需要はますます高まるでしょうし、元々情報技術セクターが不足気味(?)のHDVにテキサス・インスツルメンツのような強みのある企業が加わるのは私としては歓迎したいところです。

HDVから除外された銘柄

今回HDVから除外されたのは次の11銘柄です。

ティッカー銘柄名保有比率(%)セクター
MOALTRIA GROUP INC4.32生活必需品
BMYBRISTOL MYERS SQUIBB1.99ヘルスケア
HBANHUNTINGTON BANCSHARES INC0.44金融
CLXCLOROX0.35生活必需品
TPRTAPESTRY INC0.29一般消費財・サービス
CINFCINCINNATI FINANCIAL CORP0.24金融
ALVAUTOLIV INC0.15一般消費財・サービス
BMSBEMIS INC0.08素材
AVAAVISTA CORP0.07公益事業
ERIEERIE INDEMNITY CLASS A0.05金融
MCYMERCURY GENERAL CORP0.05金融

表中の保有比率は19年1月3日時点(入替前)のものです。

「11銘柄追加して、11銘柄除外した」のは、先月12月の入れ替え時と同じですね。

MO(アルトリア・グループ)が抜けたのはびっくりです。MOはHDVの設定来(2011年)からずっと構成上位銘柄に加わっていた重鎮です。

MOのようなタバコ銘柄は、健康訴訟や製品規制のリスクを常に抱えるため、割安で放置されやすい(売り込まれやすい)性質を持っています。

ただ直近では電子タバコ規制に意欲的であったFDA(アメリカ食品医薬品局)長官、スコット・ゴットリーブ氏が辞任した報道を受け、規制が遠のいたと見る向きからタバコ株が軒並み買われました。

MOの直近決算も悪いものではなく、今年の1株当たり利益(EPS)成長率は6.20%に達すると予測が出ています。

MO – YAHOO! Finance

MOは19年1月下旬に底値をつけてからは急反発しており、現在も上昇トレンドを維持しています。予想配当利回りも5.64%と高いままです。

次のMOの配当日は2019年3月22日なのですが、その配当が出る前にHDVからMOは外されてしまったことになります。

MOが今回HDVから外された理由としては、タイミング的にはアルトリアによる2018年12月8日のクロノスグループ(カナダの大麻企業)買収、そして同年12月20日のJuul Labs(電子タバコ会社)出資の影響で、HDVへの組み入れ条件となる『エコノミック・モート評価』『デフォルト懸念スコア』のいずれかに抵触したためでしょう。

8年間もHDVの上位に鎮座していたMOがいなくなってしまったのは寂しいです。

HDVに投資するとはどういうことなのか?

今回に限った話でなく、HDVの構成銘柄はころころ変わります。ダイナミックに変わります。

ですから「上位構成銘柄に魅力を感じて」HDVを保有すると失敗します。

かつてはIBMやマクドナルドやウォルマートがHDVの上位銘柄群に入っていました。しかし今では外されています。したがってこれらの銘柄に間接的に投資がしたくてHDVを買ってしまった投資家は、今頃がっかりしているかもしれません。

私はHDVに投資するとは、すなわち「3ヶ月置きに【現時点での】減配可能性の低い優良銘柄に乗り換えることで、堅牢で安定したインカム収入を長期的に目指す」ことだと考えています。

一言で述べるならば「高配当銘柄の《安全牌》を引き続ける」のがHDVによって実現される投資戦略です。

シーゲル流投資とはこの点で根本的に趣が違うのかなと思います。高配当の銘柄群が長期的には市場平均をアウトパフォームすると考えるのならば、HDVよりもVYM(バンガード米国高配当株式ETF)の方がシーゲル流には合致しています。

また、HDVとは正反対に「高配当銘柄の《危険牌》を積極的に手牌にし、最高のインカムと最高のパフォーマンスを追い求める」のがSPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)です。

HDV,VYM,SPYDはどれも高配当銘柄に投資するスマートベータで重複銘柄も多いですが、その投資戦略、コンセプトは全く異なる点は注意したいです。

ツイッターではこんなことを呟きました。私はHDV大好き人間なのでポートフォリオもHDV100%です。しかし他者に勧めるならばVYMが無難かなぁ……といったところです。SPYDも上級者(?)向きですね。

それでは明日も頑張っていきましょう。たこたこ^~